ドイツ製ピアノの調律

グランドピアノの調律をしました。

ドイツのAugust Forseter製の木目グランドピアノです。木目なのでフローリングなどと色彩の親和性も良いですね。

このピアノは持ち主が海外で購入しましたが、数年前の引っ越しの際に業者が傷つけてしまったため、ムジカセゾンにて修理を行いました。

数時間調律してずれている音も整い、和音もきれいに響くようになりました。

オランダ王ナポレオンのピアノ

オランダの美術館にオランダ王ナポレオン(ナポレオンI世の弟であり、ナポレオンIIIの父親)のピアノがありました。

ゴッホ美術館と同じ地区にあるアムステルダムの国立美術館です。

仏エラール(Erard)の1808年製のピアノフォルテ。演奏家であった妻オルタンスのために製造させたとのこと。

5オクターブ半(F1-c4)、68鍵です。残念ながらハンマーなど内部を覗くことはできませんでした。

足元にはピアノフォルテと説明書きがあり、ペダルもありますので現代のピアノと似た音がするのでしょうか。

ムジカセゾン工場

ムジカセゾンの工場では様々なメーカーのピアノのオーバーホール、修理、塗装などを行っています。また、一部商品も工場隣接の倉庫にて保管しています。

写真はKranich&Bachのグランドピアノです。側面などの塗装の工程を終えたところになります。ムジカセゾンの工場に搬入されるピアノは、一台一台状態が違います。ピアノの状態によっては、オーバーホールが必要になる製品もあり、その際は大掛かりな作業工程になります。

倉庫の中の写真です。古いピアノになると鍵盤やハンマー周りの構造が現在と違っています。こうなってくると、ピアノを扱われる職人さんの知識や技術が重要になってきますね。今後、良い音が出るピアノや、見た目が珍しいピアノを仕入れましたら、修理の工程などもこちらにてお届けしていきます。

海外ピアノ屋訪問(ドイツ)

ドイツ、ハンブルグのピアノ屋を訪問してきました。

ハンブルグはスタウィンウェィの工場のほか、ベヒシュタインの本店などあります。今回訪問したのは、個人のお店。中古ピアノをオーバーホールしている他、なんとご自身でのブランドにてグランドピアノを製造販売されてもおられます。


気になったのは、こちらのベヒシュタイン。100年ほど前に製造された木目のグランドです。気になる音ですが、試弾したところ、高音から低音まで生き生きとした音が出ました。輸送費の高騰が落ち着いたら、このようなピアノを日本で紹介したいですね。

ピアノ紹介

プレイエルのピアノを弾き比べました。

PLEYEL L170は19世紀製のため、ピッチが少し低い設定です。現代ピアノで演奏される方には違和感があります。プレイエルを所有していたショパンはこの音で作曲、演奏をしていたのでしょうね。ピアノを複数台所有されており鑑賞用にされる方、あるいは自宅だけで演奏され他のピアノに触れることが少ない方にご提案できます。

こちらのPLEYELはオーバーホール済みでピッチは修正されています。演奏会やレッスンなど国産含めて様々なメーカーのピアノで演奏する機会がある方で、プレイエルを探されている方には、こちらがお勧めです。

ピアノ紹介

ドイツ製STEINWAY Mを試弾しました。

国産ピアノと比較すると音量の大きさ、音色の豊かさが確認できます。特に中間部の音が際立ちます。和音を弾いた時の響きも調和が取れています。

ぜひ一度ムジカセゾンにて触ってみてください。

価格の見直しを行いました

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

今般、グランドピアノ、アップライトにかかわらずほぼ全てのピアノについて価格の見直しを行いました。

スタインウェイなど、2割以上値引きしたピアノもあります。この機会にぜひご来店ください。木目を中心にアンティークピアノを多数ご用意しております。

ご予約をお待ちしております。

お知らせ

STECKのグランドピアノをお客さまにご購入いただきました。

英国製の木目グランドピアノ。白鍵は象牙製、黒鍵は黒檀製で弾きやすいタッチが魅力です。黒檀の黒鍵は真っ黒ではなく焦げ茶色。蓋と合わせ外観もおしゃれです。

ご購入ありがとうございました。